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奄美大島と徳之島にしか生息していない、ちょっと不思議なウサギをご存じですか?
その名前は、アマミノクロウサギ。
その名の通り黒っぽい体をしていて、一般的なペットのウサギとは少し違った姿をしています。
国の特別天然記念物にも指定されている、奄美・徳之島を代表する貴重な動物です。
今回は、そんなアマミノクロウサギについて、写真を交えながら紹介してみたいと思います。
普通のウサギと比べてみると……
こちらがアマミノクロウサギ。
そして、こちらは大久野島で見たウサギです。
こうして並べてみると、違いが分かりやすいですよね。
アマミノクロウサギは、一般的なウサギと比べると、
- 耳が短い
- 手足が短い
- 体つきががっしりしている
- 全体的に黒っぽい
といった特徴があります。
特に耳の短さは、普段よく見るウサギとはかなり違って見えるポイントだと思います。
夜に活動するウサギ
アマミノクロウサギは夜行性。
昼間は巣穴などで休み、夜になると活動します。
森林の中を移動しながら植物などを食べ、開けた場所で食事やフンをすることも知られています。
そして、アマミノクロウサギは自分で巣穴を掘って生活します。
休息するための穴だけではなく、繁殖や子育てにも巣穴を利用するそうです。
ウサギというと、草原をぴょんぴょん走り回っているイメージがありますが、アマミノクロウサギは深い森の中で暮らす、かなりワイルドなウサギなんですね。
赤ちゃんの育て方も独特
アマミノクロウサギには、ちょっと変わった子育て方法があります。
なんと、赤ちゃん専用の巣穴を作って、そこで子育てをするんです。
奄美野生生物保護センターによると、赤ちゃんは子育て専用の巣穴の中で育てられます。
普段イメージする「ウサギの子育て」とは、かなり違いますよね。
絶滅が心配されている動物でもあります
かわいらしい姿をしたアマミノクロウサギですが、決して身近な動物というわけではありません。
生息している場所が奄美大島と徳之島に限られているうえ、これまで森林の減少や外来生物による捕食、交通事故など、さまざまな問題にさらされてきました。
現在も環境省のレッドリストでは**絶滅危惧ⅠB類(EN)**に分類されています。
また、国の特別天然記念物、国内希少野生動植物種にも指定されています。
一方で、外来種マングースの防除などの保全活動によって、奄美大島では生息状況が回復傾向にあるとされています。
アマミノクロウサギについて学ぶなら
アマミノクロウサギについてもっと知りたい方は、南海日日新聞などで関連記事を探してみるのもおすすめです。
そして、小さなお子さんと一緒にアマミノクロウサギについて知りたいなら、絵本もいいと思います。
私が子どもの頃に読んだことがあるのが、いもとようこさんの絵本
『とんとんとんのこもりうた』。
小さい頃に読んだ本を、大人になってからこうして奄美の生き物と結びつけて思い出すのも、なんだか面白いものですね。
徳之島で出会える生き物
徳之島を歩いていると、アマミノクロウサギだけではなく、ここでしか出会えない生き物がたくさんいます。
島の豊かな自然があるからこそ、こうした固有種が今も暮らしているんですね。
徳之島を訪れる機会があれば、ぜひ島の景色だけではなく、そこに暮らしている生き物にも目を向けてみてください。
アマミノクロウサギが暮らす森も、島の大切な風景のひとつです。
「ウサギ」と聞いて思い浮かべる姿とは少し違うけれど、知れば知るほど面白いアマミノクロウサギ。
奄美大島や徳之島を訪れるなら、ぜひ覚えておきたい生き物のひとつです。