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こんにちは。
まっさんです。
関西=たこ焼き!というくらいたこ焼きは有名で人気ですが、関西にはたこ焼きに負けないくらい美味しい食べ物が沢山あります。
その中の一つが「明石焼き」です。
コッテリしたたこ焼きとは対照的に、優しい味の明石焼き。
全て食べ終わった後に飲むお出汁も楽しみの一つです。
今回はそんな明石焼きについて、学んだことをまとめていきます。
※2019年に明石に行った時のことを参考にまとめています。
目次
明石焼き?それとも、玉子焼?
『明石では明石焼きのことを玉子焼という』というのは有名な話ですね。
私も、大阪へ来たばかりの頃、明石焼きとはどんな食べ物なのか調べた時に明石では玉子焼と呼ぶことを知りました。
とはいえ、ネット情報だし大げさに言ってるだけで”玉子焼と呼ぶ店も一部あるよ”程度だろうと思いながら明石へ向かったところ本当にどこのおみせも玉子焼と書かれていてビックリしました。
調べたところ、昔から呼ばれているのが「玉子焼」のほうで、「明石焼き」は明石を宣伝するために30年くらい前から呼ばれるようになった名前のようです。
明石焼きが生まれるまで
江戸時代末期に誕生し、一時は主要産業になるほど人気になった明石の特産品に「明石玉」という模造サンゴがあります。
この明石玉の製造材料の中に卵白があったのですが、人気が広がり大量の明石玉を作成することになると大量の卵白が必要となります。
そうなってくると大量の卵黄だけが余ってしまうので、何か活用できる方法はないか?と活用方法を考えた結果生まれたのが明石焼きです。
こんなに美味しい食べ物を考案してくれた明石の人の勿体ない精神に感謝ですね。
明石焼きとたこ焼きの違いって?
明石焼きがたこ焼きのルーツと言われたりしますが、どんな違いがあるのでしょう?
ここで明石焼きとたこ焼きの違いをみてみましょう!
明石焼き | たこ焼き | |
食べ方 | 出汁につける | ソース、マヨネーズ、青のり |
器具 | 銅鍋、菜箸 | 鉄板、串 |
形 | やや平べったい | 丸い |
盛り付け | あげ板にのせる | 船皿など |
具材 | タコ | タコ、キャベツ、紅ショウガetc… |
材料 | 卵、だし汁、小麦粉、じん粉 | 卵、だし汁、小麦粉 |
回転数 | 数回 | 何回も |
固さ | やわらかい | ふわっカリ、固め |
お出しにつける
お出汁につけて食べる理由は、すき焼きと同じように食べ物の熱さでヤケドすることを防ぐためです。
明石焼きとたこ焼きの違いを説明しているサイト等の中には、”冷やした”お出汁につけると記載されているところもありますが、最近だと温かいお出汁もあります。
私が今までに行ったお店は殆ど温かいお出汁でした。
ネギや三つ葉などお店によって入っている薬味が違うのも注目ポイントです!
銅鍋
明石焼きのふんわりとした食感の秘訣①が銅鍋を使っていることです。
熱伝導がいいらしいので、水分がとびすぎずにふんわりとするのでしょうか?
あげ板
左の写真の明石焼きがのせられている板があげ板です。
焼きあがった明石焼きの形を崩さないように銅鍋の上に置いて使用するそうです。
じん粉
明石焼きのふんわりとした食感の秘訣②です。
デンプンは熱を加えても固くならないため、ふんわりとした食感になります。
明石焼きはたこ焼きのルーツ
昭和の大阪では、小麦粉の生地にコンニャクやスジ肉を入れて焼いた食べ物である「ラジオ焼」と呼ばれているものが食べられていました。
ある時、とあるお店が「明石だとタコが入ってる」というお客様の言葉からタコ入りのラジオ焼を作成。
タコ入りのラジオ焼きはヒットし、全国へ広まっていったそうです。
大阪の色んなたこ焼き屋さんでたこ焼きを食べていると、たまにコンニャクが入っていることがあります。初めて食べた時はとても驚いたのですが、ラジオ焼だったころの名残が一部で残っているのかもしれませんね。
まとめ
読む前と比較して、明石焼きについて興味を持っていただけたでしょうか?
明石には70店舗くらい明石焼きのお店があるそうです。
大阪からだと遠いですが、機会があれば観光もかねて食べ歩きツアーへ行ってみてはいかがでしょうか。
私も、コロナが少し落ち着き、宣言も解除されてきているので、もう少し様子を見て大丈夫そうなら明石に明石焼きの食べ歩きに行きたいなと思っています。
その際は、各店の明石焼きについてまとめる予定です。